「はじめての板芸 #8 ― コマンドで色をつける」の続きです。前回はコマンドで文字の色や大きさ、背景色を変えました。今回はSVGの図形をコマンドで書き込んで、ブラウザに絵を表示させます。#4でテキストエディタを使って描いた丸や四角を、今度はコマンドだけで描く体験です。
1. フォルダに移動する
コマンドプロンプト(ターミナル)を開き、「hangei-cli」フォルダに移動してください。
Windows の場合
- Windowsキー →
cmdと打つ → Enter - 次のコマンドを打って Enter を押す
cd Desktop\hangei-cli
Mac の場合
- Command + Space →
ターミナルと打つ → Enter - 次のコマンドを打って Enter を押す
cd ~/Desktop/hangei-cli
2. 丸を描く
#4では、テキストエディタで<svg>と<circle>を書いて丸を描きました。今回は同じ内容をコマンドで書き込みます。
Windows の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す
echo ^<meta charset="UTF-8"^>^<svg width="100" height="100"^>^<circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#4a90d9" /^>^</svg^> > index.html
Mac の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す
echo '<meta charset="UTF-8"><svg width="100" height="100"><circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#4a90d9" /></svg>' > index.html
ブラウザで開くと(start index.html / open index.html、または再読み込み)、青い丸が表示されます。
SVGの復習(#4より)
width="100" height="100"― 絵を描く領域の幅と高さcx="50" cy="50"― 丸の中心の位置r="40"― 丸の半径fill="#4a90d9"― 塗りつぶしの色
3. 四角を描く
丸の代わりに四角も描けます。
Windows の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す
echo ^<meta charset="UTF-8"^>^<svg width="100" height="100"^>^<rect x="10" y="10" width="80" height="80" fill="#2d8659" /^>^</svg^> > index.html
Mac の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す
echo '<meta charset="UTF-8"><svg width="100" height="100"><rect x="10" y="10" width="80" height="80" fill="#2d8659" /></svg>' > index.html
ブラウザで再読み込みすると、緑の四角が表示されます。
4. 顔を描く
#4と同じように、丸と四角を組み合わせて顔を描きます。コマンドが長くなりますが、1行にすべて収めて打ってください。
Windows の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す(1行で入力する)
echo ^<meta charset="UTF-8"^>^<svg width="100" height="100"^>^<circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#ffe0b2" /^>^<circle cx="35" cy="40" r="5" fill="#333" /^>^<circle cx="65" cy="40" r="5" fill="#333" /^>^<rect x="35" y="62" width="30" height="4" rx="2" fill="#333" /^>^</svg^> > index.html
Mac の場合
- 次のコマンドを打って Enter を押す(1行で入力する)
echo '<meta charset="UTF-8"><svg width="100" height="100"><circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#ffe0b2" /><circle cx="35" cy="40" r="5" fill="#333" /><circle cx="65" cy="40" r="5" fill="#333" /><rect x="35" y="62" width="30" height="4" rx="2" fill="#333" /></svg>' > index.html
ブラウザで再読み込みすると、丸い顔に目と口がついた絵が表示されます。#4でテキストエディタに書いたのと同じ結果が、コマンド1行で出来上がりました。
各部分の意味(#4の復習)
- 大きな丸(
r="40")― 顔の輪郭(肌色) - 小さな丸2つ(
r="5")― 左目と右目 - 横長の四角(
width="30" height="4")― 口
5. 自分だけの顔にする
目の位置や色を変えて、自分だけの顔に仕上げてみてください。変えたい部分の数字や色番号を書き換えて、もう一度コマンドを打てばファイルが上書きされます。
変えてみるポイント
- 顔の色を変える(
fill="#ffe0b2"の部分を別の色番号にする) - 目の位置を変える(
cxとcyの数字を変える) - 目の大きさを変える(
r="5"の数字を大きく/小さくする) - 口の幅を変える(
width="30"の数字を変える)
コマンドを打ち直すたびに結果が変わります。気に入る顔ができるまで試してみてください。
6. まとめ
- SVGの
<circle>や<rect>もコマンドで書き込める - 図形を複数並べて1行のechoで打てば、組み合わさった絵になる
- テキストエディタを開かなくても、コマンドだけで図形の色・位置・大きさを試行錯誤できる
- コマンドが長くなっても、やっていることは「echoで文字を書いてファイルに入れる」だけ
次の一歩
次回はいよいよ最終回です。文字の色・大きさ・背景色・SVGアイコンをすべてまとめて、コマンドだけで自己紹介ページを完成させます!
はじめての板芸 #10 ― コマンドで自己紹介ページに仕上げる →