情報技術館 #3 ― クラウドを体験してみる

情報技術館 #2 ― HTML・CSS・JavaScriptを触ってみる」の第3弾です。

今回のテーマは「クラウド」。ニュースや広告でよく聞くけれど、実体がつかみにくいこの言葉を、ボタン操作で動くシミュレーションを通して体験します。

クラウドとは何か

自分のパソコンやスマートフォンの中にデータを保存したり、ソフトを動かしたりする代わりに、インターネットの向こう側にある他人のコンピュータを借りて使う仕組みです。

借りる相手は大きな会社(Amazon、Google、Microsoftなど)が管理する巨大なコンピュータ群。利用者は自分で機械を買ったり置いたりせずに、ネット経由で必要なぶんだけ使います。

体験1 ― ファイルの保存場所を比べる

「自分のパソコンに保存」と「クラウドに保存」の違いを試します。ボタンを押して、それぞれの動きを見てください。

シミュレーション

体験2 ― サーバーを増やす(スケーリング)

クラウドの大きな強みの一つが「必要なときだけ増やせる」こと。お店で例えると、お客さんが増えたときだけレジを増設して、空いたら戻す。自分で機械を買う必要がありません。

下のシミュレーションでは、アクセス数を変えるとサーバーが自動で増減します。スライダーを動かしてみてください。

シミュレーション

体験3 ― データの冗長化(バックアップ)

クラウドではデータを複数の場所にコピーして保管します。一箇所が壊れても他の場所にデータが残るので、消える心配が少なくなります。

下のシミュレーションでは、3箇所にデータを保存した状態です。「故障させる」ボタンを押して、どうなるか見てください。

シミュレーション

体験4 ― サーバーの場所と届く速さ

クラウドでは、サーバーを世界のどこに置くか選べます。サーバーと利用者の距離が近いほどデータが速く届き、遠いほど時間がかかります。

利用者の場所とサーバーの場所をそれぞれ選んで、届く速さの違いを確認してみてください。

シミュレーション

体験5 ― 従量課金を体験する

クラウドは使ったぶんだけ料金が発生します。電気代やガス代と同じ仕組みです。サーバーの台数と使う時間を変えると、請求額が変わります。

シミュレーション

まとめ

  • クラウドは「インターネット経由で他人のコンピュータを借りて使う」仕組みである
  • 必要なときに必要なぶんだけ増やしたり減らしたりできる(スケーリング)
  • データを複数箇所にコピーすることで故障に強くなる(冗長化)
  • 世界各地にサーバーを置くと、利用者に近い場所から速く届けられる
  • 使ったぶんだけ料金が発生する従量課金で、初期投資を抑えられる

第1弾「情報技術館 #1 ― SVGとCanvas APIで絵を描いてみる」、第2弾「情報技術館 #2 ― HTML・CSS・JavaScriptを触ってみる」もあわせてどうぞ。