はじめての板芸 #4 ― 絵を描いてみる

はじめての板芸 #3 ― 文字に色をつける」の続きです。前回は文字の色や大きさ、背景色を変えました。今回は、キーボードで絵を描いてみます。

1. キーボードで絵を描くしくみ

ペンで絵を描くときは「ここからここまで線を引く」「ここに丸を描く」と手を動かします。キーボードで絵を描くときも同じことを、文字で指示します。

「横50、縦50の位置に、半径20の丸を描いてください」と書くと、ブラウザがその通りに描画してくれます。この書き方を「SVG(エスブイジー)」と呼びます。

SVGは、画面に図形を配置するための書式です。文字の色をstyleで指定したのと同じように、図形の形・位置・色を文字で指定します。

2. 丸を描く

前回のindex.htmlを開いて、<h1>の行の下に次の内容を追加してください。

追加する内容

<svg width="100" height="100">
  <circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#4a90d9" />
</svg>

Windows(メモ帳)の場合

  1. hangeiフォルダの「index.html」を右クリックする
  2. 「プログラムから開く」→「メモ帳」を選ぶ
  3. h1の行の下に、上の内容を書き足す
  4. 「ファイル」→「上書き保存」で保存する

Mac(CotEditor)の場合

  1. hangeiフォルダの「index.html」を右クリックする
  2. 「このアプリケーションで開く」→「CotEditor」を選ぶ
  3. h1の行の下に、上の内容を書き足す
  4. 「ファイル」→「保存」で上書き保存する

ブラウザで開き直すと、文字の下に青い丸が表示されます。

それぞれの指定はこういう意味です。

各部分の意味

  • width="100" height="100" ― 絵を描く領域の幅と高さ(100×100の正方形)
  • cx="50" cy="50" ― 丸の中心の位置(左から50、上から50)
  • r="40" ― 丸の半径
  • fill="#4a90d9" ― 塗りつぶしの色

3. 四角を描く

丸の代わりに四角を描くこともできます。さきほどの<svg>...</svg>を、次の内容に書き換えてみてください。

書き換える内容

<svg width="100" height="100">
  <rect x="10" y="10" width="80" height="80" fill="#2d8659" />
</svg>

保存してブラウザで開き直すと、緑の四角が表示されます。

各部分の意味

  • x="10" y="10" ― 四角の左上の位置
  • width="80" height="80" ― 四角の幅と高さ
  • fill="#2d8659" ― 塗りつぶしの色

4. 丸と四角を組み合わせる

図形は、1つの<svg>の中にいくつでも並べられます。丸を3つ使って、簡単な顔を描いてみます。

書き換える内容

<svg width="100" height="100">
  <circle cx="50" cy="50" r="40" fill="#ffe0b2" />
  <circle cx="35" cy="40" r="5" fill="#333" />
  <circle cx="65" cy="40" r="5" fill="#333" />
  <rect x="35" y="62" width="30" height="4" rx="2" fill="#333" />
</svg>

保存してブラウザで開き直すと、丸い顔に目と口がついた絵が表示されます。

各部分の意味

  • 1つ目の大きな丸 ― 顔の輪郭(肌色)
  • 2つ目・3つ目の小さな丸 ― 左目と右目
  • 横長の四角 ― 口(rx="2"で角を少し丸くしている)

5. 自分だけのアイコンにする

ここまでのコードを元にして、自分だけのアイコンに変えてみてください。

変えてみるポイント

  • 色を好きなものに変える(fill#〇〇〇〇〇〇を入れ替える)
  • 目の位置や大きさを変える(cxcyrの数字を変える)
  • 口を丸に変えてみる(<rect><circle>に置き換える)
  • 顔の色を変えて、好きな雰囲気にする

数字を変えて保存し、ブラウザで開き直す。この繰り返しで、少しずつ形が変わっていくのが楽しいところです。正解はありません。好きな顔になればそれが完成です。

6. まとめ

  • <svg>の中に図形を書くと、ブラウザが絵を描いてくれる
  • <circle>で丸、<rect>で四角を配置する
  • 位置(cx, cy, x, y)、大きさ(r, width, height)、色(fill)を数字で指定する
  • 図形を複数並べると、組み合わせて絵になる
  • 数字や色を変えて試すことで、自分だけのアイコンを作れる

次の一歩

次回はいよいよ最終回です。ここまで作った文字・色・アイコンを組み合わせて、自己紹介ページに仕上げます!
はじめての板芸 #5 ― 自己紹介ページに仕上げる →